先日、滋賀県大津市で保育園児の列に車が突っ込み、2人の園児が亡くなるという痛ましい事故がありました。
自分が親になってから、子どもが巻き込まれるニュースは他人事とは思えないようになりました。それだけでなく、保育園の先生の仕事の大変さも近くで見ていてよくわかるので(多くの子どもを見ること、どんな保護者にも対応すること)、今回の出来事は本当に辛いです。
わたしが日本で車を運転していて感じること。マインドが「車優先」です。信号のない横断歩道で停まる車はとても少ないです。小学校が近くにある信号のない横断歩道で、歩行者のために一時停止をすると、後続の車からクラクションを鳴らされたこともありました。これって、横断歩道では停まるというマインドが浸透していないから起こることですよね。他にも、わたしは極力歩行者が渡ろうと待っている横断歩道では停まるようにするのですが、対向車線の車が停まらないために、結局歩行者がなかなか渡れないということは体感98%!の確率で起こります。
アメリカで運転していた時、スクールゾーン等の住宅地では歩行者優先が徹底されていました。車社会なのと、わたし自身が自転車を持っていなかったので、自転車専用道路は特に見ませんでした。あるところもあるのでしょうか?
大津の事故とは関係ないかもしれませんが、歩道橋は車を優先させるために歩行者に階段を上り下りさせるためのもので、歩道橋がこれだけたくさんある国ということは、日本の交通インフラは基本的に車優先でできていると感じています。ベビーカーを使っていた数年間は、すごく遠回りをしなければならなかったのを覚えています。こういうのって、当事者じゃないと想像できないものですよね。
どんどん歩行者優先にマインドが変わっていき、インフラ整備もそういう考えをベースに出来上がっていきますように。