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ビジネスとは/Thinking About Business

 オーブン用のミトンが欲しくて合羽橋に行きました。すでに自宅で使っているのと同じタイプをもう一つ、と思い、以前購入した合羽橋のお店に行ったのですが、年始だったからかまだ開いていませんでした。

 そこで、開いているお店に片っ端から飛び込んで扱っているかを問い合わせました。

「ミトンはありますか?」

「うちは取り扱っていないです」

 これで会話は終了。女性の店員の方が対応してくれたお店は「前はあったんですけど今はないんです」と説明してくれましたが、他は全店舗で会話はこれだけです。数軒目に「結構回りましたけど置いていないんですね」と水を向けると「うちはどこが扱っているか知りませんから」という返答。

 これでは、ネットビジネスに負けるわけだと思いました。だって、値段で言えばネットの方が安いのが見つかるんです。実店舗に赴く理由は、1)実物を手にとって確かめたいから 2)やり取りのサービスに価値を見出しているから という理由がほとんどではないでしょうか?

どこのお店に何が置いているのか知らなくても、長年同じ商店街でビジネスを行なっているのなら、あそこの店ならあるかもしれないという情報くらいは持っているでしょう。こういった知識や親切にする行動は、どのビジネスを行うにしても同じことだと思います。今日儲けに繋がらなくても未来に繋がるかもしれない、そういうマインドを持つことは大切だと感じた出来事でした。

 ちなみに、手当たり次第飛び込んでなんとかミトンは見つかりました。そこは対応が気持ちよかったので、次はあの店からまず行くことにします。